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日銀がマイナス金利導入でドル円下落!何故??

   

1月29日(金曜日)に日銀は追加緩和策としてマイナス金利を導入しました。

にもかかわらず、2月5日時点でドル円のレートは116円台まで下落しています。

日銀の思惑とは真逆の値動きとなってしまっているわけですが、今日はそのカラクリについてお話していきます。

追加緩和って何ぞや!って方は僕のファンダメンタル解説記事を先に一読してもらえると、スラスラ読めると思います。

ファンダメンタル分析講座【Part1】

ファンダメンタル分析講座【Part2】

ファンダメンタル分析講座【Part3】

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セオリーは日本株高・円安進行

 

通常、中央銀行が追加緩和を行うとその国の通貨の価値は下落します。

今回のマイナス金利という施策は、日本銀行に預け入れられている預金に対してマイナスの金利を与える(つまり預金者側が手数料を払う)というものです。

現状ではユーロ、スイスが同様の政策を取っています。

日本銀行に預金しているのは民間の大手銀行等が主体ですので、教科書どうりにいけば以下のサイクルが働くはずでした。
マイナス金利導入⇒預金引き上げ⇒日本円は下落(通貨としては投資価値が無い為)日本株等に投資が集中

 

本来はこうなるはずで、日銀の政策目標に掲げている「2%の物価上昇」というゴールに向けて、このサイクルを加速させる狙いでマイナス金利という市場予想に反した思い切った緩和策を取ったはずです。

2015年に行った追加緩和第一弾(アベノミクスで盛り上がってた時期)では、日経平均は一時20,000円台を回復し、ドル円も120円中盤まで上昇と円安一辺倒の流れとなり、狙いどうりの効果を発揮しました。

しかし、今回のマイナス金利導入発表後のマーケットは、日銀の狙いとは裏腹に日本円上昇(円高)、日本株安となりました。

ドル円は121円台から116円台まで下落、日経平均先物は1日で1,000円近く下落するなど、市場は大混乱となりました。

「マイナス金利⇒円安っしょ!」と鷹をくくって大損を食らった投資家さんも多いと思います。

 

アメリカの利上げペース鈍化を投資家が危惧

 

上記してますが、本来はマイナス金利導入で円安進行、日本株高となるはずでした。

しかし、現実は真逆で、円高進行、日本株安が加速しました。

この不可解ともいえる値動きの最も大きな要因は「日銀のマイナス金利導入によりアメリカの利上げペースが鈍化することを投資家が危惧したことです。

現状、利上げ政策に移行しているのは先進主要国でアメリカのみ。

イギリスも続いて利上げ体制に移ると予想されていましたが、世界の景気不安により、利上げ時期が後退することが決まりつつあります。

そんな世界情勢のなか、日本、ひいては中国、ユーロの明らかな景気不安はアメリカにも打撃を与え、本来予定されていた年4回の利上げは実現しないのではないかという不安が拡大しました。

事実、FRBイエレン議長に最も近い側近のダドリー連銀総裁とフィッシャーFRB副議長は「年4回の利上げペースは決まっているわけではない」とのコメントを最近の公演で残しています。

結果として日銀のマイナス金利導入という追加緩和策は、まったく効果を発揮せず不発となる可能性も出てきています。

ドル円でいえば、週足で何度もサポートされている「115円キリ番」、日銀がなんとしても死守したい「黒田ライン」を守れるかどうかがキーになってきそうです。

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